零細企業の新入社員がすぐに止めてしまう理由

求人広告をふんだんに掲載してようやく見つけた新入社員。
しかしなぜか続かず、すぐにやめてしまう。。。

こんなことってありますよね。

今回はすぐにやめてしまう新人についての話です。
退職

なぜ、すぐにやめてしまうのか?
もちろん複数の要素があると思いますが、私が一番の理由ではないかと考えている要素をお伝えしたいと思います。

その前に、一口に続かないと言っても、1週間で辞めてしまう人から3年で辞める人までいろいろです。
それをひとまとめにして論じるのもどうかと思いますが、どこかでラインを引いて話さないといけませんからね。

辞めてしまう一番の理由は「新人研修」だと思います。

大企業は必ず新人研修をします。
ところが零細企業は新人研修はまずありません。

従業員50人程度の会社程度までは新人研修などしている、人的余裕もありませんからね。
入社してすぐ現場に放り込まれます。

大抵は上司や先輩と一緒に回る毎日が始まります。

その上司が気の合わない人だと最悪です。
速攻辞めます(笑)

一方、大企業に入社した新入社員はどうか?
大勢の中で、画一的な教育を受けます。

嫌な上司と1対1の関係になることは少なく、上司1対新入社員100人という具合です。
かかる圧力が圧倒的に違います。

これだけでもだいぶ違うことが想像できますよね。

しかしこれだけではありません。

新人研修というと、仕事に不慣れな新人に最低限の教育を受けさせ、最低限何とかなる状態に持っていくことが目的だと認識されています。

確かに、仕事に不慣れな新人が現場に出ても迷惑なだけです。

そういう意味で言うと、零細企業でいきなり現場に投入されることはイコール、上司や先輩にとっても迷惑以外の何物でもない。と言えます。

話を元に戻しましょう。
新人研修は仕事についての最低限の事を教えることも目的の一つであることは間違いないのですが、それ以上に大切なことがあります。

それは何か?

企業マインドの挿入です。

自社の思考を新入社員に刷り込むことが新人研修の真の目的です。

もちろん大企業と言えども、辞めない人がいないわけではありません。
大企業は新人研修、その後の数年で一定割合辞めていくことを想定して、採用を出しています。

零細企業ではできないことです。

世の中には、
●ルールは守るべきと思う人間
●ルールは破るものと思う人間
●ルールは変えればいいと思う人間
がいます。

大企業が採用したい人材は、もちろん「ルールは守るべきと思う人間です」
面接をしても、一定数それ以外の人間が入ってきます。

それをフィルタに掛け、「ルールは守るべき」を更に浸透させるのです。

できる人材は、ルールは変えるべきだと考える人間です。
しかし、ルールを変えるべきと本心で思っていても、実力が付くまではルールは守れる人間に教育するのです。
これが大企業の思考。

さて、ここまでいかがでしたでしょうか?

零細企業は、大企業のような新人研修ができません。
有名講師を呼ぶ金銭的ゆとりも時間的ゆとりもありません。
少人数しか採用できないので、ふるいにかけることもできません。

ではどうするか?

純度の高い人材を採用するしかありません。
その為には、入社前に会社のマインドを伝達するしかありません。

一つ経営者のブログを紹介しますね。
オルタスジャパンというテレビ番組の制作会社の小田昭太郎社長のブログです。
http://ortus.blog.fc2.com/
何かを売っている訳ではありません。
一見、何のためにやっているブログなのかも分からないかもしれません。

しかし、小田社長の思考がダイレクトに伝わってきます。
私の拙い推測ですが、この社長のブログは、社内、社外に経営者小田としての思考を伝える媒体なのではないかと。
採用にも大きく寄与しているハズです。

起業というと、集客、売り上げの為にブログを書くという事がまず先に浮かびます。
実際に私もそうです。
しかし、経営者として小田社長のようなブログを書いてみたいとも思います。
経営者のマインドに合う仲間(社員)を集める為に。

この記事を書いた人:杉山善昭