どんなことがあっても狼狽してはいけない
こんにちは。
起業の虎の鵜野 紀彦です。
昨今、世界中でいろいろなことが起こります。
予想もしていなかったことが起こるということは人類的には不安になる要素だと思います。
過去には戦争・大恐慌・大地震・大災害・金融機関の破たん・・・等々、青天の霹靂の事態が起こり
人々は狼狽しました。
直近で言えば、ずっと上昇し続けていた仮想通貨が1月17日におよそ50%の下落が起こりました。
これは誰も予想していませんでした。
むしろ、ニューヨーク・ウォール街の人たちのボーナスが1月15日に支給されるため
きっと彼らが仮想通貨を買うだろうから更に仮想通貨の価格が上がるだろうなんて噂が
つぶやかれていたくらいです。
ところが、起こったことはこのむしろ逆。
詳しいお話は割愛しますが、ドイツ・中国・インドネシア・韓国による
仮想通貨にとって悪い規制が入るという発表があり見事に真っ逆さまに下落しました。
(これが仕手筋が仕掛けたものである可能性も否定できませんが、証拠がないので何とも言えません)
この大下落によって、資産が10倍や20倍になったと喜んでいた人たちが、真っ青になって狼狽し
「もう仮想通貨はやめた」とか「損切りした」等、SNS上でもたくさんのつぶやきがありました。
資産が10倍20倍といってもあくまでも「含み益」だったんです。ですから「絵に描いた餅」でから騒ぎを
していたということなのです。
予期せぬことが起こっても、狼狽せずじっと腰を据えて事態を見守る。
そして、今どうすれば最善かを考えるということが非常に大事なことです。
非常事態のときこそ、その人の本質が出るといわれているくらいです。
会社経営に関しても全く同じです。
面接のときはとても好感触できっと会社を助けてくれるだろうと思う人が
3カ月も過ぎたらモンスター社員になってしまっていたとか、
ここの取引先の社長はとても誠実そうだし商品も秀逸だと思って
取引を始めたら、実は対応はとても杜撰(ずさん)で商品も欠陥があったり、
金銭授受に関してもルーズでひどい目にあったとか、予期せぬ出来事は日常茶飯事で起こります。
経営者ならどんなことがあっても狼狽せず、どっしりと腰を据えて受け止めるだけの胆力が必要です。
目先の出来事や現象にだけとらわれていては長期的な視点で物事の本質を見抜くことはできません。
私も事業を開始して、予期せぬ出来事がたくさん起こりました。
それも「想定内」として捉えていないという認識で、自分に反省はするものの
狼狽や落胆することは一切ありませんでした。
超えられない山はないと思います。例え時間がかかろうが、最初に考えたルートとは別ルートになろうが
最後まで諦めなければ「その山」は必ず制することができます。
成功している経営者は「成功」という頂に登頂成功しているものです。