スタッフがミスの連続!その時、経営者がすべきことは?
何回も同じミスをするスタッフがいて困っている。
良くある相談です。
ミスを売り返すスタッフにあなたならどう接しますか?
ついつい怒ってしまう。
配置換えする。
クビにする。
その他、、、
経営者の数だけ答えがありますし、従業員の数だけ答えがあると思います。
このサイトは経営者のためのサイトなので、経営者目線で書き進めますね。
まず第一に考えなければいけないこと。
それは、「過去を変えることはできない」ということです。
いくら怒ってもミスをした過去を変えることはできません。
なんだそんなことか。と思いましたか?
なんだそんなこと。なのです。
しかし、リアルな現場ではつい感情的に起こってしまうことって結構、目にします。
ミスが発生した際にまずすべきは、怒ることではなく先の事。
ミスした影響を最小限にすることです。
消火作業ですね。
そして、原因究明。再発防止と続く訳ですが、今回のミスの一番の原因は任命者にある。という視点で物事を思考してみたいと思います。
スタッフがミスをして怒る。
しかし、そもそもミスをしないスタッフがいるのでしょうか?
スタッフはミスをする。という前提で業務をまわすことを考えれば、一つの出口が見えてくるのではないでしょうか?
また、小学生にセンター試験の問題を解かせたらどうなるでしょう。
まず解けませんよね。
しかし、仕事の現場では小学生にセンター試験を受けさせるようなことがそこらかしこで見受けられます。
教えられてもいないことを「常識」だという言葉でくくられるのです。
野球の監督は、選手の能力に応じて起用します。
当然です。
能力が足りないなら、試合には出しません。
練習場で練習させます。
教育が不十分なスタッフを試合に出すか出さないかは、監督である経営者の判断です。
つまり、スタッフが現場でミスをするのは経営者の責任なのです。
さて起業した方に耳の痛い話しをもう一つしましょう。
「良い人材はあなたの会社にはやってこない」ということです。
理由を言うまでもありませんが、同じ給料、同じ労働、同じ環境であれば誰だって名の知れた会社に入りたい。
これは常識です。
個人洋服店に勤めるなら、ユニクロに行った方がいいですし、個人経営の旅行代理店に勤めるならJTBに勤めた方がいいです。
田舎の信用金庫に勤めるよりも、JPモルガンに勤めたい。
これは自然なことです。
人間は理想の所から、自分の能力に合わせてレベルを下げてきます。
JPモルガンは無理なら、ゆうちょ銀行、ゆうちょが無理なら三菱東京、三菱がだめならみずほ。
みずほがダメなら横浜銀行。。。
砂場の棒倒しではありませんが、良い人材は一流の会社から順番に取ってゆくのです。
あなたの会社は、業界内で上から何番目でしょうか?
その答えが、あなたの会社に入社してくる人のレベルです。
スタッフ過度な期待をしない方が良い事が理解できたのではないでしょうか。
スタッフの能力を見極めて、できる業務の目利きをすること。
できる業務のレベルが向上するように常に教育の時間を設けること。
これが大切です。