個人起業と第二次世界大戦の共通点

起業することは非常に簡単です。
20万円ちょっとあれば法人は作れます。

ハンコなどを作っても合計25万もあればOK

はい、めでたく経営者。

これではダメだということは、言うまでもありません。
こんにちは、業務改善コンサルタントの杉山善昭です。

ビジネスは「物を作る」「セールスする」「サービスする」という三つしかありません。

このうち一つだけできればビジネスにはなります。

例えば宅配便の会社は、物を運ぶという「サービス」を市場に提供しています。
マクドナルドは、「物を作る」という価値を市場に提供しています。
ジャパネットタカタは「セールスする」という価値を市場に提供しています。

ざっくり言い方をすれば、顧客をセグメントしないビジネス展開をするのは大企業です。
マスメディアでざっくり集客するのです。漁で言えば底引き網漁みたいなものです。

兎に角、大きな網で一網打尽にするビジネスモデルですね。

一方、個人企業は、セグメントビジネス無くしてビジネスはできません。
言うまでもないことですが、人材、資金というリソースが限られていますからね。

しかし、売上げが芳しくない経営者は「なんでもやります」というビジネス展開をしてしまうのです。
例えば、新築、リフォーム総合サービス、建築の事なら●●工務店という感じです。

大きい会社と同じことを小さな会社がやろうとしても無理です。

繰り返しになりますが、資源が限られていますから。
建設会社の例で言えば、人材が限られている零細企業が総合建築業などできるわけもないのです。

戦争に負けた、大日本帝国陸軍。
負けた原因はいろいろありますが、戦線を拡大しすぎていたという事実は経営者思考で考えれば「負けるべくして負けた。」つまり当たり前と思われています。

戦線は東はハワイ、西はインド、南はオーストラリアの近くまでですかね。

今の世界を見ても、同時に複数の国をまたいで戦争するなんてナンセンスです。

第二次大戦中、日本の石油産出量は日本0.52万バレル/日、アメリカ383.6バレル/日。
日本の人口約7221万人、アメリカ約1億4千人。

この差がありながら、あれだけの広範囲で戦争をして勝てる訳がありません。

お国のために戦ってくれた先人。感謝の念に堪えません。
しかし、戦略的には成功する見込みナシです。
そういった意味では戦没者は被害者です。

小さな会社が、総合サービスを展開しようとするのは、日本が太平洋戦争で戦うのと同じ破滅的行為なのです。

どうしても総合サービスを展開したいのなら、まずは一点突破で市場優位性がある事業部門を展開し、それが上手く行ったら次の事業部門を進める。という方式がベストです。

典型的にダメなのは、サービス業で「メニューを増やすこと」ですね。

今はこれが流行りだからという理由でどんどんメニューを増やしていくと、ドンドン赤字が増えていきます。
メニューを増やすということは、リソースを分割させることに他ならないからです。

事例で説明しましょうか。
例えば自宅サロンのケースです。

1種類のメニューだけが掲載されているチラシと、10種類のメニューが記載されているチラシ。

どちらが売上げが上がると思いますか?

断然、前者です。

10種類も1枚の紙で売ろうとすると、中身がゴチャゴチャになりますし、誰に訴えかけるのかぼやけてしまいます。
結果、誰の心にも刺さらないチラシになってしまいます。

起業するなら、顧客と提供する価値のセグメントが何よりも重要です。
セグメントするからこそ、そのビジネスのマーケットが見えてくるのです。

経営者は決断。末永く続くビジネスをするならセグメントをしましょう。

この記事を書いた人:杉山善昭

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA