他業種からヒントを得て自分のビジネスの糧にする

先日、開催した横浜異業種交流会キャリアセッション

「THE業界ウォッチ」という新しい企画を行いました。

キャリアセッションは毎月1回開催で第168回継続している横浜で一番歴史のある異業種交流会です。

そして昨今は単なる異業種交流会という枠を超えて、ビジネススクール的な学びの場としてこの会を昇華させていっているコミュニティです。

 

今回の「THE業界ウォッチ」は各業界のプロの方にその業界の「実情や展望」をお聞きすることにより、自身の業界に応用できる情報を受け取ることと、取引先等との会話で他業界のお役に立てる情報をご自身が発信できたらよいなということで企画しました。

 

今回は次の6業種のプロの方にお話しをお聞きしました。

・金融&保険業界

・美容業界

・探偵業界

・飲食業界

・遺品整理業界

・メディアコンテンツ業界

私、鵜野がファシリテーターとなり、インタビューする形式でお話を聞かせていただきました。

ここでは金融業界について皆さんの前でお話したことを記載しておきたいと思います。

(金融業界については私が自問自答の形で皆さんに発表しました)

 

【質問1】現在、あなたの業界は好況だと思いますか?不況だと思いますか?

【回答】世界的に見れば世界各国株価も上がっていて金利も上昇傾向ですので金融業界としては好況だと思います。しかしながら、ゼロ金利政策や実質物価成長率2%がなかなか到達できないことに代表されるように国内における金融業界全体としてはまだまだ不況です。

特に、保険業界は不況の時代に突入していると言えます。ゼロ金利の影響で毎年予定利率は引き下げられているため保障内容は悪化し、解約金(満期金)返戻率も以前より悪くなり、それでいて保険料が値上がりしていくという消費者にとっても不利になっていますし、保険会社や代理店も収益が悪化しているというのが実情です。

 

【質問2】あなたの業界の市場規模はどれくらいですか?

【回答】金融業界全体を数字で表すのはどこを基準にするかで大きく変わってきますしわかりにくいので、例えば投資信託に絞って言えば世界の投資信託残高は約4700兆円以上です。日本は世界第8位で約174兆円です。

投資信託の残高のみの数字ですが、株式や債券、普通預金の預金残高の数字を入れればとてつもない大きな数字になります。そして将来、これらのお金が新しいものに流れる傾向があります。新しいものとは暗号通貨です。後ほど詳しく申し上げます。

保険業界の市場規模は約43兆円ですが、1996年をピークに契約高はずっと右肩下がりをしています。人口の低下と若者の保険離れが原因です。

 

【質問3】業界が狙っている一般的なターゲットとはどこですか?男女年代等

【回答】保険業界に絞って言えば個人保険は30代40代の子育て家庭に対して万が一の時の死亡保障や自分年金を作るための貯蓄性の高い保険商品を提案しています。

50代以降の方には老後資金対策や相続対策ツールとして生命保険の活用を提案する等、各世代ターゲットを絞っている傾向があります。

医療保険は第三分野といって各年齢層に対して売り込める商品ですが、競争は激化しています。

法人保険に関しては全損型の完全なる「節税商品」や「債務返済保障プラン」としての経営者の掛捨て型保険等が流行っています。

 

【質問4】あなた独自の集客方法はありますか?あればその方法を教えてください

【回答】私はセミナー集客です。保険に関しては現在、紹介及び私と旧知の仲の方しか対応していません。ネット集客を試みましたが上手くいっていません。

金融&保険の世界はネットの中でもレッドオーシャンです。

後発組の私が出遅れているのと莫大な資金力を注入してきているところにはかなわないとわかりましたので私は別路線での集客を考えることにしました。その一つがセミナー集客です。

 

【質問5】従業員に対する教育方法はどのようにしていますか?

(現在、従業員がいない場合、業界として一般的にどのような教育をしているのか?また、業界全体としてのルールはどのようになっているか?)

【回答】金融業界は特にコンプライアンス教育がとても厳格化されています。

お金を扱う業界ですから不祥事があってはならない、業界全体の信用を落とさないことが一番大事だと考えています。

保険業界に絞って言いますと2016年5月から金融庁から出されたコンプライアンス規制が以前に増して非常に厳しくなり、保険営業を行うのに窮屈な環境になってきています。

具体的には顧客との面談記録や比較推奨を行ったか等、全て記録簿を残すことを義務付けられました。管理者は従業員に対して、これら遂行すべく終始徹底を図っていかなくてはならないです。

過去に従業員の不祥事によって営業停止や営業免許はく奪という事件も全国的に起こっています。

これらを防ぐためにもコンプライアンス教育は身を守るためにとても大切です。

 

【質問6】あなたの業界の未来の展望を教えてください。

【回答】金融業界としてはフィンテックを中心に金融革命がこの数年の間におこるでしょう。

中心となるのは暗号通貨です。投資信託のところでも述べましたが世界の金融資産は暗号通貨に流れます。

今はまだ大方の方が疑心暗鬼の世界ですが、間違いなくお金が流れます。うまく時代の波に乗れるかが鍵です。

ブロックチェーン技術の向上や法整備によってまだまだ見えない部分はたくさんありますが、スイカやパスモやEdyのような電子マネーのようにキャッシュレスで買い物ができお店が増えたり(現在はビックカメラやHIS、メガネスーパー等が使えます。)海外送金等の利便性を考慮したらおそらく一般的になっていくのではないかという視点で見ています。

メガバンクをはじめ日本や世界の銀行も本格的に乗り出しているということはもう無視できない分野になってきていると思います。

それから法整備がまだ整っていない今、実は今しかできない裏道(違法ではない)も存在します。

保険業界に関しては少子高齢化による契約高の減少は食い止められません。

加えて保険料の徴収より保険金の払い出しが増えてきますので、これまた新規の保険料は上がっていく一方だと思います。

因みに今年の4月に予定利率の引き下げが2年連続で行われました。

消費者にとって保険業界にとってますます不利な状況がつづくことでしょう。

 

【質問7】異業種交流会があなたのビジネスでどのように役に立っていますか?

【回答】10年以上継続して交流会を開催した結果、のべ6000人以上の方たちとお会いすることができました。

キャリアセッションを開催してなければ会えない人たちにたくさん会えたことは私の財産です。

異業種の方からの情報をお聞きすることにより自分の見聞が広がりができ、各業界の経営者たちが集まる場でも堂々と様々な話題に加わることができました。

逆に、教えて感謝される(信用度が上がる)ということもありました。是非、皆さんにも有効活用をしていただきたいと思っています。

 

以上が私がお話した金融&保険業界のお話でしたが、

その他の5業種の方々にも同様の質問をし、各業界のお話を聞くことができました。

また、参加者から独自の質問をいただき、他業種の情報を吸収しようという姿勢が印象的でした。

 

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