起業をする際、「すること」を決めるのではなく●●を決める

いきなりですが問題です。
1人の営業担当者が千人の顧客に対応できるか?

あなたは、どう思いますか?

普通は「対応できるわけがない」
と回答するでしょう。

確かにいろいろな価値観を持つ1000種類の顧客に1人の営業担当では無理です。

こんにちは、業務改善コンサルタントの杉山善昭です。

事業を開始する前は、「本当に売り上げが上がるかな…」と不安でいっぱいです。

一方事業が始まると、売れることが嬉しくなります。

その内に、無理がたたって疲労してきます。

なぜでしょうか?

売れれば何でもいい。と思っていることが原因でず。
しかし、意外と気がつかないのです。

誰でもいいから売れるだけ売るという発想は、
冒頭の1000人の顧客と同じことをしようとしているようなものです。

限られた人材で商売をしますよね。
オールジャンルの顧客に合わせる事などできるはずもありません。

それぞれ違う価値観を持った顧客に合わせてビジネスをすることは不可能だと認識することが大切です。

顧客を選別しないと、複数のタイプの顧客に合わせる必要が出てきます。
複数の顧客に合わせる事など所詮無理です。
しかしできないのに、やろうとします。
結果、疲労して疲弊するのです。

無茶をするので、自分の時間もドンドン減ってしまいます。
結果的に、友人や取引先との約束をドタキャンすることになったりします。

自分自身の無理は周りにも迷惑をかけるということ。

「仕事なんだから仕方がない」と思っているのは本人だけで、周りの人は「仕事のコントロールもできないダメな人」と判断しています。

顧客を選別しないから疲れて疲弊するのです。

もう一つ例を挙げましょうか。

あなたはプロ野球のスター選手です。
野球をご存知ない方のために少し解説すると、

1番バッターは足の速い人
2番バッターはバントの上手い人
3番バッターはヒットが良く打てる人
4番バッターはホームランもヒットも打てる人
5番バッターはホームランが打てる人
6番バッターはたまにヒットを打つ人
7番バッターは守備が上手いけれど打つのは下手な人
8番バッターは一般的にキャッチャー
9番バッターは一般的にピッチャー(一番打てない人)
こんな傾向があります。
あなたがスター選手でも、1番から9番の個性をすべて満たすことは絶対にありません。

しかし、ビジネスの世界では起業したての経営者が、ピッチャーもキャッチャーも4番バッターも全部やろうとしてしてしまうことがあります。

全ての役割もできないし、全ての状況に合わせることなどできないのに。

起業する時に大切なことは「やらないことを決める」ことと「顧客にしない人を決める」ことです。

お金にしても人材にしても同じですが、経営資源は限られています。

経営者は選択と集中。
取捨選択が必須です。

起業する時には、ついつい楽しくてメニューを増やしがちですが、逆です。

やらない事を決める。
売らない人を決める。

することを決めるよりも、しないことを決めるのです。

この記事を書いた人:杉山善昭

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