経営者なら覚えておくべき二種類の売上

起業した会社を安定させるためには一にも二にも売り上げを上げることですが、この売上は二種類の売上があることをご存知でしょうか?

フローとストックという言い方をしますが、日本語の方が分かりやすいと思いますので日本語で解説しましょう。

「単発課金モデル」と「継続課金モデル」です。

文字を見れば何となくイメージがつかめるかもしれません。

例えば、司法書士が行う不動産登記。
名義変更の登記手続きですが、これは単発課金モデルの売上です。

1回の売上で完結。
2回目は基本的にありません。

例えば、不動産業。
土地を仕入れて、戸建てを建築し、顧客に販売するのは単発課金モデルですね。

一方、アパートの賃貸管理業務は、毎月家賃の管理料収入を得ることができますから、こちらは継続課金モデルとなります。

もう一つ例を挙げましょう。
商店街に持ち帰りのコロッケを売っているお店。

このコロッケの売上は、単発課金モデルですが、限りなく継続課金モデルと言えます。
常連さんが継続して購入するからです。

一般的に、単発課金モデルは単価が高いことが多く、継続課金モデルは単価が低いことが多いです。

その為、起業したてなどの売上の絶対額を望む時期の場合、単発課金モデルのビジネスを展開することが多いですし、必然的にそうなります。
確かに、単発課金モデルは一回売れればそこそこ利益が見込めるので無理ない話。

一回の取引では単価が低い継続課金モデルは、ついつい後回しになりがちです。

さて、単発課金モデルも上手くお客様を見つける仕組みが機能していれば、最高かもしれません。
高額商品が飛ぶように売れれば、笑いも止まらないですもんね。

しかし、筆者の経験上、一度うまく行った仕組みが未来永劫ずっと機能し続けることはありません。
広告宣伝と言っても、ネットの広告、新聞の折り込み広告、フリーペーパー、テレビCMなど多岐にわたります。
流行り廃りがありますし、想定顧客層の加齢と共に、反応が出る媒体が変わっていくことは珍しくありません。
またビジネスモデルそのものが伸びるものもあれば、廃れていくものもあるからです。

現代のスピード社会は環境の変化が劇的に速いですしね。

そこで大切なことが、単発課金の売上を使って、継続課金モデルのビジネスを育てるということです。

日ごろの収益は単発課金の売上を使いまかないます。
その単発課金売上が上がっている間に、継続課金に移行させるのです。

理想は、継続課金モデルの売上で会社の経費を賄えるところまでやるのです。
これができると、会社経営はとても楽になります。

ご自身のお仕事が単発課金モデル意外にはない。という場合は、本業の単発課金モデルを使って違うビジネスで継続課金売上を目指すという事も必要になろうかと思います。

世界でも三本指に入る自動車メーカーのトヨタですが、自動車を売った利益そのものは大したことがないというのは有名な話です。
トヨタの主な収入源は、車をローンで購入する際の「金利」です。

そして、リピートする為の顧客の囲い込み。
顧客をしっかりホールドする事ができると点検や車検などのストック売り上げが上がります。

自動車メーカーが車の利益を最重要視していないのは非常に興味深いと思いますが、ストックの売上が非常に重要なことが分かると思います。

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