不動産会社が行った常識破りの改革

コミュニケーションツールと聞くとまず何が頭に浮かぶでしょうか?

手紙、電話、スカイプ、メール、SNS、クラウド・・・
いろいろありますね。

こんにちは、業務改善コンサルタントの杉山善昭です。

今、一番多いのがメールではないでしょうか?
電話という方も同じくらい多いでしょう。

さて、あなたはどれですか?

私は、電話をしてくる人とは仕事をしたくありません。

平成28年の秋まで、私が経営する不動産事業で、電話対応していました。
会社に電話をかけてくる相手は、一般の消費者、同業の不動産会社です。

不動産業界に携わったことのある人であれば分かると思いますが、レインズを見て物件確認というものがあります。
レインズというのは売り不動産情報が登録されている不動産情報バンクです。

簡単に言うと、弊社から売りに出している物件を顧客に紹介したい他社の不動産営業マンから、「まだ成約になっていませんか?」という確認の連絡。

これが、いちいち電話で来るのです。
その数、一日100件オーバー。

しかも、大半はどうでもいい同業からの電話。

何故、売るんですか?
値引きできますか?
広告良いでしょうか?

あまりに忙しくなり、電話対応だけで一日の大半の時間が取られるようになってしまった。
不動産業界にはできない営業マンがたくさんいます。
仕事をするフリをするために、どうでも良い電話をかけて来るダメ営業がとても多いです。

不動産業界の常識では、このエセ営業電話にいちいち対応しなければいけません。
この「常識」を覆してみようと思い、同業からの電話禁止にしまいした。

おそらく私が日本で初の、同業からの電話禁止不動産会社だと思います。
※一般の方からの電話は現在も対応を続けています。

どうなったと思います?

当然、取引相手からはクレーム嵐。
「なぜ電話対応しないのか?」
「電話で話ができないのはおかしい」

ウチのスタッフはさぞかし大変だったと思います。

しかし

電話は、双方の時間が合わないと成立しないコミュニケーションツールです。
しかも、電話は、「話す」「聞く」「理解」「記録」という四つの工程が必要です。
しかも、話すと聞くは同時にできません。

メールなら、「理解」「返信」これだけで済みます。
誤解も勘違いも会話よりも圧倒的に少なくなります。

正に時短。

送信者は、当方のメールアドレスを打つのが面倒ですから、エセ営業のためのメールはほとんどありません。

結果的に、電話に取られる時間が、20分の1程度に減りました。
その分仕事が捗ります。
その分早く帰宅できます。
子供との時間が取れます。

正に、いいことづくめ。

不動産事業では、電話でコミュニケーションをとるのが当たり前という世界。
当時、危うく「うつ」になりかけた私。

このままではダメだ。
そこで「電話禁止」という常識を変えたのです。

会社を経営するために常識を変えて見ることが重要です。
違う世界が見えてきます。

この記事を書いた人:杉山善昭

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